藪の中から熊の唸り声
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どんな伝承か
道のない藪を著者が進むと、尾根道の登山客がこちらのガサガサ動く藪を気味悪がって騒いだ。著者がタイミングを見て低音で「ウォーッ」と大きく唸ると、彼らは声も立てず猛烈な速さで裏志賀を駆け登って逃げ去った。自分が本当に熊になった気がして道へ出るのが怖くなったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
山とお化けと自然界(西丸震哉・山岳・怪異エッセイ・昭和(戦後))
西丸震哉『山とお化けと自然界』を篇単位で収録。完全装備で岩小屋前を通過する遭難者の幽霊目撃、木曾御岳の人魂たち、カラステングがタコを食う、亡き兄との交信やテレパシー(死者との通信)、幽霊の仮説・怪談といった山岳怪異譚を軸に、呪い殺しの実験・雨やみの術・日蝕と雨やみの術などの呪術、山の昆虫・メスネコの生涯・ヤマネとムササビ・ミミズク等の自然観察、酒・山旅・会津の秘境/栗駒山密林などの紀行随想を収める。
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山ノ内町の伝承
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