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洗えと迫る天井の巨大な足

所在地東京都墨田区本所
出典怪異雑考2-本所七不思議

どんな伝承か

本所七不思議の一つ。夜、床に就いていると天井から巨大な足がぬっと下りてきて、洗えという大声が響いたという。言われるままに洗ってやれば足はおとなしく引っ込むが、断れば大暴れして、しまいには家をこわしてしまうと伝わる。この怪異が起きるのは決まって家の者が皆寝入ったあとか、寝入ろうとしているときで、起きている間に起こったことはない。紹介者はそこに目をつけ、人には半ば眠りかけて夢とも現ともつかない時間帯があるのだから、そのときの精神の働きが生み出したものだろうと述べている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

怪異雑考2-本所七不思議(高橋敏弘・西郊民俗・1988年(昭和63年))

『怪異雑考2-本所七不思議』は、高橋敏弘が昭和六十三年に著し、『西郊民俗』第百二十五号に載った小論である。江戸本所に伝わる七不思議として、足洗い屋敷、片葉の葦、狸囃子、送りちょうちん、あかり無しそば、置いてけ堀、津軽家の太鼓を取り上げ、怪異の中身と伝承地を短く記す。各項に番号を振って並べ、末尾で七不思議が人から人へ伝わるうちに広まった事情を考え、あとに木村博の小文「『火柱』が立つ話」が続く。

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