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世田ヶ谷の祈禱と癌を告げる霊

所在地東京都世田谷区世田谷
年代昭和
登場由美子、すゑ子が生んだ娘
出典霊界五十年

どんな伝承か

山川の死から四年後、妻のすゑ子は子宮癌と診断され、東大病院でレントゲンを重ねていた。著者が勧めた霊能者の小南は、この程度なら治せると太鼓判を押し、翌日から印度仕込みの祈禱に似た行を施した。すゑ子は四日おきに世田ヶ谷の小南宅へ通い、やがて触診で塊が触れなくなって、担当の博士も首をかしげたという。ある晩、小南が薬草らしきものを焚くと、背広にステッキの山川が現れ、縁端の段に長く腰かけて煙草をふかした。病気は一度きれいに治るが、四、五年うちに別の場所へ出て命取りになる、と山川は告げた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊界五十年(長田幹彦)

『霊界五十年』は、長田幹彦が自らの心霊体験を一人称でつづった随筆集である。霊媒亀井三郎の実験に立ち会った話に始まり、大正十四年に東京中央放送局で見た変死した技師の霊、自殺者の霊、神隠し、心霊写真、死者の霊との交わりなど、長年にわたって見聞きした出来事を語る。「亀井霊媒の実験」「放送局の幽霊」「霊界夜話」「幽霊のキスマーク」などの短い章を連ね、心霊研究の知人や医師との問答を多く交える。

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