二十か村が集った竹村の御札祭
どんな伝承か
三河の碧海郡竹村では、慶応三年九月二十四日、近隣の村々から二十か村もの人々が集まって祭りを催した。記録には「御札祭」「御札勇」と称して囃子を打ち鳴らし、神酒を出して馬を奉納したとある。豊田市域とその周辺の札降りを伝える事例の一つである。
原典より
豊田市域とその近辺については、九月二十四日に碧海郡竹村に脇村から二○か村も集まって、祭りをする様子が出てくる。—— ええじゃないか(高木俊輔) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ええじゃないか(高木俊輔)
『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。