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印南の戎屋に降った銀札と踊り込み

所在地和歌山県日高郡印南町大字印南
年代明治元年1月7日〜
登場戎屋
出典ええじゃないか

どんな伝承か

日高郡の印南では、年が明けた一月七日、戎屋という家に銀札が降った。翌八日からの三日間は「ヲドリ込」と呼ばれる踊り込み、つまり「ええじゃないか」の騒ぎとなり、押しかけた人々にふるまうため酒が三斗も費やされたという。和歌山城下より遅れて始まった紀州の騒ぎが、年を越してもなお郡部の町々で続いていたことを示す例である。同じ日高郡では前年の暮れにも由良横浜村で札が降り、村中が踊っていた。

原典より

年を越して一月七日、印南の戎屋に銀札が降り、翌八日から三日間「ヲドリ込」=「ええじゃないか」があり、振舞い酒三斗を費消している。—— ええじゃないか(高木俊輔) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか(高木俊輔)

『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。

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