星雲のように見えた白い光点の群れ
どんな伝承か
静岡市の増田聡(十六歳)は編隊を組んで飛ぶUFOを二度見ている。一度目は昭和四十五年十二月五日、静岡市安西五丁目で天体観測をしていた夕方六時ごろで、カシオペア座のアルファ星の近くに星雲のようにぼんやりした物体を見つけた。物体はアンドロメダ座、三角座、牡羊座を通って屋根の陰に隠れた。隠れる直前に八倍の双眼鏡で一瞬見ると、三等星ほどの白い光点が五つから七つ、はっきりした形をとらずばらばらに集まっていた。音はなく、発見から五秒ほどで、速さは高空のジェット機の二倍ほどに感じられたという。
原典より
UFOは無音で飛行するものと一般的に考えられているが、目撃の際に、しばしば大容量のトランス(変圧器)が発するようなブンブンという音が聞かれるということが、かなりの数の目撃例から裏付けられる。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。