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福来に心酔し記念館を建てた山本健造

所在地岐阜県高山市(照蓮寺)
年代現代
登場山本健造、福来友吉、記念館に顕彰された心理学者
出典霊術家の饗宴

どんな伝承か

高山の照蓮寺にある福来博士記念館は、郷土の生んだ福来友吉に心酔した飛騨の人、山本健造が血の涙を流すような努力で建てたものである。山本は小学校を出ただけだったが、独学で小中高の教員免許試験に受かり、大学入学資格検定も通って、四十二歳で大学を卒業した。さらに福来の跡を慕って高野山大学の大学院に入り、修了したという。記念館は高山城跡の日陰になった一角に建つ。千里眼騒動で大学を追われた福来の名誉を顧みる庶民の思いが、いまも若い世代を神秘の世界へ誘っていると著者はみる。

原典より

早い話が、この記念館も、小学卒の学歴しか持たぬ飛騨人・山本健造氏の血涙によって建立されたのである。—— 霊術家の饗宴(井村宏次・井村宏次・霊術研究・1983年(昭和58年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊術家の饗宴(井村宏次・井村宏次・霊術研究・1983年(昭和58年))

『霊術家の饗宴』は、井村宏次が一九八三年に著した近代日本の霊術家の歴史である。明治から昭和初めにかけて、気合術・催眠術・霊子術などで民衆の病や苦しみを救おうとした霊術家たちの運動を、当時の新聞記事や刊行物、関係者の家族への取材をもとにたどる。プロローグと六章、エピローグからなり、浜口熊嶽、桑原天然、福来友吉と千里眼事件、太霊道の田中守平を章ごとに取りあげ、霊術ブームと取締法による衰退までを描く。

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