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ジェット基地に吊るしたカラスの死骸

所在地静岡県浜松市中央区(浜松基地)
年代二年ほど前の秋
登場パイロットたち
出典現代の迷信

どんな伝承か

二年ほど前の秋、航空自衛隊浜松北基地の滑走路の近くに、カラスの死骸を棒の先に吊るしたものが立てられ、遠くからも見えた。基地のそばに巣があるらしく、ジェット機の周りをカラスがしきりに飛び交う。一羽でも空気の吸い込み口に飛び込めば数億円の機体が駄目になりかねないとして、パイロットたちが知恵を絞った末、近くの農家が昔から使ってきたサラシ・カラスをまねることに決めたという。死んだ仲間を見せしめにして鳥を遠ざける古いカガシの手法が、ジェット機の基地で採用された例である。

原典より

二年ほど前の秋、航空自衛隊の浜松北基地の滑走路ちかくに、カラスの死骸を棒のさきに吊るしたのが遠くからも眺められた。—— 現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

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