手水を長頭と聞き違えた村
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どんな伝承か
或る村に代官が来て泊まった。代官が鱒の背負いゴボーを食べたいと言うので、村の人達は鱒を取ってきて、その背に一々牛蒡を結びつけて出し、代官に苦労であったと褒められた。翌朝、役人の一人が宿の者にてうづをまわせと言いつけると、村人はこれを長頭のことと思い、骨を折って長い頭の男を探し出し、袴をはかせ尻に膳を結びつけて差し出した。役人が違うと言うと、長頭の男はかしこまって長い頭をぐるぐる回した。手水とは顔を洗う水だと聞かされて、村人はようやく意味を悟った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
農民俚譚(佐々木喜善・佐々木喜善・東北民俗・大正)
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正期に郷里岩手で採集した昔話・伝説・世間話の集成。和賀郡・岩手郡・胆沢郡・紫波郡の各地に伝わる口承を網羅する。
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この地域の伝承
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