タカバタケの一軒家に通う侍
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どんな伝承か
タカバタケという所に一軒家があり、夫婦の間に美しい娘が一人いた。両親が親類の法事に出かけて留守の間、娘が一人で麻糸を績んでいると、立派な侍が、居たか、と言ってひょっこり入って来た。法事から帰った両親は、娘が青い顔をして萎れているのを見て訳を尋ねた。娘は、留守にどこかの立派な侍が来たので、その袴の裾に糸を通した針を突き刺しておいたと言う。そこで翌朝、父親がその糸をたどって行き正体が知れた。タカバタケは岩手郡西山村大字長山のほぼ中央の野原である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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雫石町の伝承
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