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命の恩に嫁いで子を産んだ野狐台の狐

所在地千葉県佐倉市野狐台町
年代明治20年頃
登場三吉、狐の命を救った百姓
出典佐倉市史 民俗編――伝説・怪異

どんな伝承か

明治二十年ごろ二番町で起きた火事は、子を奪われたおさん狐の祟りだといわれている。一方の野狐台には、狐が恩を返した話が伝わる。狩人に今にも仕留められそうになった狐が、百姓の三吉の咳に驚いて逃げ、危ういところで命拾いをした。狐はその恩を感じて、たいそう美しい女に化けて嫁入りし、子を産んだ。けれどもどういうわけか、やがてその子と別れなければならない日が来て、母狐は身も世もなく嘆き悲しんだという。

原典より

明治二十年ごろの二番町の火事は、子どもをとられてしまったおさんぎつねの祟りだと言われているが、野狐台には狐の報恩譚もある。—— 佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史)

『佐倉市史 民俗編――伝説・怪異』は、千葉県佐倉市の市史の民俗編のうち、第七章「民俗知識」と第八章「口承文芸」の伝説の節である。市内で採録した吉凶の予兆やまじない、民間薬、天気の言い伝えと、狐や狸の化かし、デーダラボーの足跡、岩富の首なし塚、天狗、狐火、印旛沼のカワボタルなどの伝説を収める。伝説は文化財保護委員会の分類に倣って自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説に分け、終わりに村々の禁忌を置く。

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狐祟り報恩嫁入り火事おさん狐

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