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玉音放送をもっと頑張れと聞いた兵

所在地千葉県佐倉市(佐倉連隊)
年代昭和二十年
登場松田いせ路
出典現代民話考 ― 軍隊

どんな伝承か

千葉県佐倉の連隊では、昭和二十年八月十五日に流れた玉音放送の内容を兵士たちが正確に聞き取ることができず、「天皇陛下はもっと頑張れとおっしゃったのだろう」と勝手に解釈する者があった。日本が負けたとはとても思えないまま、町中を大声で話し合いながら行き来する兵士たちの姿が見られたという。回答者の松田いせ路氏(東京都在住)が伝える、終戦当日ならではの情報不足と混乱ぶりを物語る証言である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸)

『現代民話考 ― 軍隊』は、松谷みよ子が編んだ、軍隊と戦争をめぐる現代の民話の集成である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きによって寄せられた話をもとに、十五年戦争を中心に徴兵検査から新兵のしごき、戦地、虐殺や飢え、敗戦、収容所、戦犯、軍隊生活の怪談までを収める。巻頭に序文「明日の民話のために」と論考「軍隊考」を置き、十三の部に分けた各話の末に話者と回答者の名と在住地を記す。

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