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千丈寺山の磐座に祀られた松住権現

所在地兵庫県三田市乙原(千丈寺山)
年代近世
登場松さん、住瞭光、松住権現の生家・住家の当主
出典兵庫県民俗調査報告8――伝説

どんな伝承か

南千丈寺の頂近くには、三方を石で囲って大きな屋根石を載せ、さらに矛のような石を立てた磐座があり、その中に置いた厨子に松住権現が祀られている。祀られているのは、山麓に住む住瞭光の曽祖父の弟とも伯父ともいう「松さん」である。この松さんについては、天狗に連れ出されて夜ごと千丈寺山へ登ったとも、住家から姿を消したままになったとも語られ、別の書には三年後に帰って権現の列に加わったと名乗ったとも見える。

原典より

南千丈寺の山頂近くに三方を石で囲い、その上に大きな屋根石を乗せ、更に60センチメートルばかりの矛状の石を立ててイワクラ(磐座)を作り、…—— 兵庫県民俗調査報告8――伝説(兵庫県(編)・兵庫県民俗調査報告) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

兵庫県民俗調査報告8――伝説(兵庫県(編)・兵庫県民俗調査報告)

『兵庫県民俗調査報告8――伝説』は、兵庫県の民俗調査報告の一冊のうち、第10章「口頭伝承」を収めたものである。三田市の乙原・小野・尼寺・青野・末の各地区を対象に、集落の発祥や神社、廃寺、城跡にまつわる伝説、天狗に導かれたという松住大権現、狐狸の怪、狼の話などを、聞き書きと『門野氏郷土物語』などの郷土の記録から記す。伝説のあとに昔話とわらべ歌を続け、わらべ歌は地元の中学校生徒会の協力で集めた尻とり歌や羽根つき歌を載せる。

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