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豆に化けた鬼を食べた貧しい男

所在地福島県南会津郡南会津町木伏
年代伝承
登場木伏、馬場操一
出典南郷村史 第5巻(民俗編)――昔話と伝説

どんな伝承か

節分の晩、村中どこの家でも福は内と豆を撒いていたが、貧しい家が一軒だけ豆を撒かずにいた。そこへ鬼がやって来て、みんな撒いているのだから豆を撒けと言う。貧乏で豆がないと答えると、鬼は炒り鍋を掛けろ、自分が豆になってやろうと言って、豆になり鍋に入った。腹を空かせていた男は豆を撒かずに食べてしまった。すると腹の中で鬼が暴れ、痛くてたまらなくなり、隣の家へ行って訳を話しながら茶を飲んだ。隣の人が節分の豆を食べてみろと言うので食べたところ、げっぷとともに鬼は抜け出してどこかへ行ってしまったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

南郷村史 第5巻(民俗編)――昔話と伝説(南郷村(編)・南郷村史・自治体史(民俗))

福島県南郷村(奥会津)に語り継がれた方言による昔話三十一話と伝説十六話を網羅する。昔話はきのこの化け物・食わず女房・三枚のお札・笠地蔵・桃太郎・猿婿入り・ほととぎすの姉妹・人喰い鎮守・天女の羽衣・羅生門の鬼など、語り手(和泉田の五十嵐ヤスら各集落の伝承者)を明記して収める。

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