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ぬかあぶくを助けた亡き母の玉

所在地福島県南会津郡南会津町下山
年代伝承
登場南郷村、馬場カツヨ、ぬかあぶく、あわあぶく、語り手、登場人物
出典南郷村史 第5巻(民俗編)――昔話と伝説

どんな伝承か

ある村の夫婦に女の子が生まれたが、母は産後の肥立ちが悪く死んだ。後妻にも女の子が生まれ、姉はぬかあぶく、妹はあわあぶくと名づけられた。後妻は姉を疎み、夜は籾糠に寝かせ、妹は米の中に寝かせた。秋の栗拾いには妹に新しい籠、姉には底の抜けた籠を持たせ、いっぱいになるまで帰るなと言いつけた。日が暮れても拾い続ける姉のもとへ光るものが飛んできて、亡き母だと名乗り、籠の穴を藤蔓で繕い栗を拾ってくれたうえ、望む物が出る玉を授けた。村芝居の日、姉は玉で着物を出して美しい姿で見物し、殿様の目に留まった。継母は妹を推したが、歌を詠ませて姉が選ばれ、姉は城で幸せに暮らしたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

南郷村史 第5巻(民俗編)――昔話と伝説(南郷村(編)・南郷村史・自治体史(民俗))

福島県南郷村(奥会津)に語り継がれた方言による昔話三十一話と伝説十六話を網羅する。昔話はきのこの化け物・食わず女房・三枚のお札・笠地蔵・桃太郎・猿婿入り・ほととぎすの姉妹・人喰い鎮守・天女の羽衣・羅生門の鬼など、語り手(和泉田の五十嵐ヤスら各集落の伝承者)を明記して収める。

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