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火事と疫病を告げた子狐萩太郎

所在地福島県南会津郡南会津町山口(萩山稲荷神社)
年代明治頃
登場狐 萩太郎
出典南郷村史 第5巻(民俗編)――昔話と伝説

どんな伝承か

小屋川と伊南川の流れが合わさる一帯は柳の大木が茂り、昼でも暗く気味の悪い場所であった。そこに狐が住みつき、ある年に子を産んだ。かわいい子狐だったので村人は萩太郎と名付け、馳走をして祝い、その後もかわいがったが、いつしか母狐も萩太郎も姿を消した。村人が籠堂に集まって狐の口寄せをしていると萩太郎が現れ、火事のときは村上で三声、悪い病が流行るときは村下で三声鳴いて知らせると告げた。鳴き声はよく当たり、山口の人々は法印に頼んで萩山稲荷神社の位を授かり、萩太郎の望んだ城口山の中腹に社を建てて祀ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

南郷村史 第5巻(民俗編)――昔話と伝説(南郷村(編)・南郷村史・自治体史(民俗))

福島県南郷村(奥会津)に語り継がれた方言による昔話三十一話と伝説十六話を網羅する。昔話はきのこの化け物・食わず女房・三枚のお札・笠地蔵・桃太郎・猿婿入り・ほととぎすの姉妹・人喰い鎮守・天女の羽衣・羅生門の鬼など、語り手(和泉田の五十嵐ヤスら各集落の伝承者)を明記して収める。

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