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本所伊予橋の怪火

所在地東京都墨田区本所林町(伊予橋)
年代明治十年代のある日午後四時
登場船頭音吉
出典妖怪の民俗学――日本の見えない空間
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どんな伝承か

水面に青白い炎が二三カ所チョロチョロ燃え上がり前後左右へ動くので人々が肝をつぶし群集。非業の死を遂げた二人の巡査の亡魂という説も出たが、船頭音吉が水面を掻き回すと火は消え、石油の漏れに火が点じられたか下水の水素ガスと推察された。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪の民俗学――日本の見えない空間(宮田登・宮田登・民俗学・昭和(現代民俗学))

民俗学者・宮田登が、妖怪を『日本の見えない空間』の問題として論じた現代民俗学の名著。Ⅰ妖怪のとらえ方では、柳田国男『妖怪談義』の妖怪論(妖怪は出る場所が決まり、零落した神)と、幽霊(都市の人間関係から相手を追って出る)との区別、昭和五十四年に流行した口裂け女(受験社会で母に叱られる子供の心意の投影、『喰わず女房』の鬼女の再来)と産女、島根県松江の雲州皿屋敷のお菊、明治の井上円了の妖怪学と真怪・仮怪の分類を扱う。

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