中条右京の名を刻む墓とウキョウ壇
どんな伝承か
小戸神の日影山の麓に日影の湯がある。そこから少し登ったところに塚のようなものがあり、土地の人はこれをウキョウ壇と呼んでいる。また日影の湯の手前の道端にはランバがあって、墓石にまじって俗名「中条右京」と刻まれた自然石が立っている。法号は「来誉道迎信士」とあるが、建立年も供養者の名もなく、この人物が何者であったのかも伝えられていない。どちらも右京であるから、この墓石は土壇の主の詣り墓と考えたらよいのであろうという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
小野町史 民俗編――伝説(小野町(編)・小野町史・自治体史(民俗))
『小野町史 民俗編』第九章所収の伝説。福島県田村郡小野町に伝わる口承を採録する。