雀の巣を狙う蛇
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どんな伝承か
岡田建文は、高所にある雀の巣を狙った蛇が、最終日に自分の口中から小蛇を吐き出し、その小蛇を雀の巣に飛びつかせたという記事を紹介する。現代人はこれを発狂人の書いたことだと評するだろうが、著者は蛇のような執念の強い動物は精神力でこれを為し得ると信じたいという。精神の原質も一種の物であり、無形無数の電子が物質を造ることを思えば背理の想像ではなく、活物の本源たる精神を機械的に見るのは不当だと論じている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
動物界霊異誌(岡田建文・岡田建文・心霊研究・昭和初期(1927))
心霊研究家・岡田建文が昭和二年(一九二七)に著した『動物界霊異誌』。現代物理は宇宙の大物理の末梢に過ぎぬとの立場から、動物の霊異を迷信的虚妄として退けず証明すべき事例として収集する。蝦蟇(ヒキガエル)の章では、蛇を埋めてクリ茸を生やし食う怪(島根波根東村)、背に五寸釘を刺され口から怪光を吐く大蝦蟇(会津若松龍田屋、同時に幼児が高熱)、猫を灰色の液汁に溶かす怪(石見久利村)、慶応二年に浄土寺へ夜ごと現れた武士の正体が蝦蟇だった話を収める。
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