番町皿屋敷のおきくさん
どんな伝承か
平塚市の旧市内(松原・崇善・富士見)地区で語り継がれてきた伝説の一つ。この地域では二四名の話者から昔話・世間話とともに伝説三七話が聞き取られ、それらの伝説はいずれも特定の場所と結びついて人々に信じられてきたものだという。徳川家に由来する話や国府祭に関する話などとならんで、「番町皿屋敷のおきくさん」もこの地域の特色を示す伝説として伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
平塚市史民俗調査報告書 7
『平塚市史民俗調査報告書 7』は、平塚市の市史のための民俗調査報告書の第七冊のうち、第六章「話と心意」の一部である。旧市内の松原・崇善・富士見地区で聞き取った俗信を、予兆・禁忌・呪法・民間療法に分けて一行ずつ列挙し、天気や夢、厄年、病の手当てにかかわる言い伝えを収める。続く昔話・世間話・伝説の節では概況として、話者の顔ぶれ、語り出しと結末の句、伝承の場、須賀の頓狂話などの地域の特色を述べる。