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天罰で顔が崩れた十だつの首つり

所在地長崎県長崎市
年代伝承(口承)
登場十だつ、キリストを売った者(ユダ)
出典日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗

どんな伝承か

『天地始之事』には、自ら命を絶つことを大きな罪とする話が二か所に出てくる。その一つでは、キリストを売った「十だつ」(ユダ)が天罰を受けて見るに堪えない顔つきとなり、それを恥じて首をつって死んだ。これを聞いたキリストは、自分で命を絶ちさえしなければ助けてやれたのに惜しいことだ、と嘆いたと語られる。

原典より

その一つはキリストを売った「十だつ」(ジュダスすなわちユダ)が天罰があたって、見苦しい面相となったのを恥じ、首つり自殺をとげたと聞いてキリストは、「自滅せずんば助くべきに残念なり」といわれたとある。—— 日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)

『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。

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