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白山神社の縁起

所在地埼玉県東松山市赤城(白山神社)
年代明治
登場語り手、伝承者
出典東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

夏の暑い日、白衣の六部が山間の沼のほとりの柳の木陰で眠った。目覚めると荷物が動かなくなり、白山さまがこの土地に祀られることを望んでいると悟った。六部は赤城の里人に告げ、協力を得て沼のほとりに小社を建立し白山神社を創建した。後に西本宿の滝上某の屋敷内に移された。この神社は子どもの虫歯を治す神として信仰され、萩製の箸で患部をなでると痛みが癒えたという。治癒後、借りた箸より多くの箸を作って納めるため、社殿内には萩の箸が積み重なった。白山と歯苦散、箸と歯死、萩と歯治の字の解釈から民間信仰が生まれたと考えられる。祭神は菊理媛命である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説(東松山市(編)・東松山市史)

『東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説』は、東松山市が編んだ市史の民俗編のうち、伝説の部分を収めたものである。岩殿山の悪龍退治や比企一族の落人の話、永福寺の河童の詫証文、箭弓神社の銭絵馬、狐に化かされた話、神かくし、雪女郎など、市内の寺社・坂・沼・塚にまつわる四十六話を載せる。各話は会話を交えた語り口に書き直され、多くの話の末尾に〔 〕で由緒や文献上の注を添える。

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