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子を奪われて悟った鬼子母神

所在地新潟県柏崎市大字中田(東城寺)
年代不明
登場釈迦、鬼子母神を戒めたと伝わる
出典柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信

どんな伝承か

安産と育児を守る神に鬼子母神がある。五百人もの子を持ちながら、町へ出ては人の子をさらって食う鬼神であった。そこで釈迦が、鬼神のいちばん可愛がっていた末の子を隠して戒めた。子を失って初めて、鬼神は我が子を奪われた親の悲しみを知り、以後は子供を守ることを誓ったという。この神は日蓮宗の人々に篤く信じられ、中田の東城寺や畔屋の万福寺の鬼子母神信仰がそれにあたる。桜木町に立つ南無子安鬼子母神と刻んだ題目塔も、子の健やかな成長を願う親の切実な心の表れであろう。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)

『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。

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