丙午と厄年の忌
どんな伝承か
丙午の年に生まれた女は夫を殺す、嫁にもらってはいけない、夫が早死にする、身代を亡ぼすといって忌まれた。寅年の女も夫に早く別れる、夫を倒すといい、まる寅は籤運が悪いという。申・寅・巳の者が一家に三人いればその家は栄えるとも語られた。厄年には婚礼をするものではなく、女の厄年は二十二歳と三十三歳、男は二十五歳・二十八歳・四十二歳とされ、四十一歳の厄入り、四十二歳の厄晴れを行ったと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史)
『海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪』は、海津町が編んだ町史の民俗編のうち、俗信を記した部分である。高須・吉里・大江・東江・西江などに伝わる言い伝えを一行ずつ箇条に並べ、伝わる地区名を括弧で添える。葬式や神、女性、動植物、食、方角にかかわる忌まれる行為に始まり、数の忌、日・月・年の忌、忌まれる言葉、前兆予知、呪術、民間療法、卜占、たたりと続き、終わりに幽霊・光り物と妖怪の項を置く。