難産に苦しむ妻に申し訳ないと
どんな伝承か
あるところに律義者がいた。奥さんがお産で、亭主は湯を沸かして待っていたが、初産でなかなか生まれない。「われにばかり苦しい思いをさせては申し訳ない」と言って、その律義者は立臼を担ぎ、うんうんうなりながら家の周りを回った。回っているうちに、子供が生まれたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史・自治体史(民俗))
『秦野市史 別巻 民俗編』所収の妖怪・伝説(一〇〇話を七分類で収載)。神奈川県秦野市に伝わる口承を採録する。