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眉に唾して越える松ヶ崎の坂

所在地青森県むつ市脇野沢(松ヶ崎)
年代伝承
登場通行人
出典脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承

どんな伝承か

脇野沢では、キツネによく騙される場所は畑と坂だと考えられていた。畑は人家の近くではなく、小沢でいえば口広、二股、太郎兵衛の沢の一帯や栗木平のように、歩いて三十分ほどかかる遠い畑である。年寄りはそうした場所へ仕事に行く前や山に入る前に、必ず眉に唾をつける習慣であった。坂ではとくに松ヶ崎が有名で、脇野沢側の七曲りの坂、小沢側の石神坂ではよく騙されている。松ヶ崎を夜歩くときには目を臥せて歩けといわれるのはこのためである。化かされる時刻は夕方や夜間が多かったという。

原典より

キツネに化かされやすい場所というのがあったようである。—— 脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承(脇野沢村(編)・脇野沢村史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承(脇野沢村(編)・脇野沢村史)

『脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承』は、下北半島の最西端にある脇野沢村の村史民俗編のうち、口承文芸を扱った第七章である。村で採集した一一七話の昔話の特色と語りの場・語り手、地名をめぐる伝説、人を化かすキツネや狐の嫁取り・仇討ちの世間話、夢の予兆をめぐる伝承、天候や豊漁・豊作の諺を収める。章を昔話、伝説と世間話、諺と言葉遊びの三節に分け、昔話には『日本昔話大成』の話型分類による対照表を付す。

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