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かげ沼の主に嫁いだ竜子姫

所在地福島県田村市船引町横道伊母礼沢(かげ沼)
年代文政一二年(1829)
登場竜子姫、若者の狩人
出典船引町史 民俗編――昔話と伝説

どんな伝承か

移の長法寺には竜が奉納されており、次のような伝説がある。横道の伊母礼沢に竜子姫という一人娘がいた。あるとき病になり、いろいろな治療をしても治らなかったが、山の上にあって底なし沼とも呼ばれる「かげ沼」の水を飲むと、たちどころに癒えた。以後、病むたびにこの水を飲んで治ったという。ある朝、姫が突然いなくなり、かげ沼の松の木に着物がかかっていた。村人が沼の底を探ると立派な家があり、機を織る姫がいた。沼の主の竜に見込まれて妻になったので帰れないという。両親は嘆き悲しみ、姫の供養にその子孫が竜を奉納したと伝える。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史・自治体史(民俗))

『船引町史 民俗編』第十一章所収の昔話と伝説。福島県船引町(現田村市)に伝わる口承を採録する。

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