大蛇が変えられた竜のへばり石
どんな伝承か
北移字土樋に「竜のへばり石」と呼ばれる石がある。昔、根岸の小泉大学という者が、北移の若宮地内から黄金の八幡様の御神体を牛に乗せ、移川をさかのぼった。御神体の重みで川の石に牛の足跡がつき、現在も残っているという。土樋まで来ると川の淵から大蛇が出て、雲を起こし雨を呼んで御神体を上へ通そうとしなかったので、神は大変怒って大蛇を石に変えてしまった。それが竜のへばり石であるという。御神体は上移の八幡神社として鎮座し、その日が旧八月十五日であったので、当社の祭りも旧八月十五日になったと伝える。
原典より
北移字土樋に「竜のへばり石」というのがある。—— 船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史・自治体史(民俗))
『船引町史 民俗編』第十一章所収の昔話と伝説。福島県船引町(現田村市)に伝わる口承を採録する。