牧野精一の生涯霊場めぐり
どんな伝承か
徳重の牧野精一は、十代の初詣りから八十代までの七〇年間に、全国の霊場で行かない所はないとまでいわれるほど霊場めぐりをした。知多の新四国八十八ヶ所めぐりは五三回、吉野の山上ヶ岳、すなわち大峯山には三三回、御嶽登拝は一五回、富士山登拝は四回、四国八十八ヶ所めぐりは三回を体験している。このほか各宗派の本山詣りや、新宗教の本部詣りなどもしている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)
『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町が編んだ町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節を大字ごとの十九項に分けて並べ、五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。