野崎の大蛇
どんな伝承か
北名古屋市野崎の字城屋敷には用水路に沿った三尺道が通っており、ここを沖村の人が歩いていたとき、道を横切る一匹の大蛇に出くわしたという。その体は銀色に光り、太さは一升瓶よりも一回り小さいほど、長さは優に二メートルを超えていたと伝えられている。目撃されたのは戦後のことだといい、今も土地の記憶として語り継がれている話である。
原典より
沖村の人が、字城屋敷の用水場の三尺道を歩いていたとき、銀色の大蛇が道を横切ったのを見た。—— 西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)
『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町が編んだ町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節を大字ごとの十九項に分けて並べ、五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。