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狐穴の水を防いだ徳重の稲荷社

所在地愛知県北名古屋市徳重(十二所社)
年代約一四〇年前
登場ムラびと
出典西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異

どんな伝承か

今からおよそ百四十年前、大雨で幼川すなわち五条川が水かさを増し、十二所社のそばの堤防にあった狐の穴から水があふれ出した。ムラの者は非常鐘を打ち鳴らして急を知らせ、周りの四十六か村から加勢を得て、ようやく大事に至らずに済んだ。人々はこれを神霊の加護と受け取り、感謝のしるしとして十二所社の境内に稲荷社を勧請したと伝えられる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)

『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町が編んだ町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節を大字ごとの十九項に分けて並べ、五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。

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稲荷狐穴洪水堤防

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