トップ秋田県の伝承美郷町

戌の日の婚礼は戻るという戒め

所在地秋田県仙北郡美郷町千屋
年代戌の日
登場新婚者
出典日本の俗信 1――迷信の実態

どんな伝承か

文部省の迷信調査協議会が昭和二十一年に全国の小学校を通じて集めた慣習調査から、第三章「縁起、言い習わし集」の冠婚葬祭に関する禁忌の項に載る秋田県農村の言い伝え。戌の日に結婚すれば必ず戻る、すなわち婚家から出戻ることになるという。同じ項には、女が二十二歳で結婚すれば離縁になるという三重県、四つ違いは夫婦にならないという青森県の例なども並ぶ。巻末の解説では、戌の日に麦は蒔けない埼玉県、麦の初蒔きをすると良い宮崎県の例と対比され、同じ十二支の日でも土地によって吉凶が逆になることが示されている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の俗信 1――迷信の実態(文部省迷信調査協議会・日本の俗信・昭和24年(1949))

文部省迷信調査協議会『日本の俗信1―迷信の実態』(昭和二十四年)。戦後の文化国家建設を背景に、昭和二十一年から宇野圓空を委員長とし今野圓輔・森秀男・古畑正秋らの人文・自然科学者・迷信研究家が、全国の児童生徒・教師を通じて行った大規模な迷信実態調査の第一回報告。

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