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頬に包帯を求めた加多志波の神

所在地福井県鯖江市川島町(加多志波神社)
年代伝承
登場語り手、伝承者
出典鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

加多志波神社が火事に遭ったとき、神は片方の頬を焼かれ、社の裏手の清水に頬を浸していたという。それを見つけた村人たちが運び出そうとしたが、どうにも重くて動かせない。ところが宮を守る役の人が抱えると、驚くほど軽々と持ち運べた。その晩、守り役の夢に神が現れ、頬をやけどしたから包帯を巻いてくれと告げたので、翌朝そのとおりにしたという。包帯は今は外されているが、やけどの跡は左の頬にそのまま残っている。

原典より

昔、加多志波神社の火事のとき、神様は片ほほを焼かれ、後ろの清水にほほをつけておいでになった。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)

『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。

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