誠照寺騒動で廃された常楽寺の跡
どんな伝承か
鯖江市上河端町には、かつて常楽寺という寺があった。鯖江誠照寺に属した大寺であったというが、今その跡地は田地になっている。寛永年間、本山である誠照寺との間に紛議が起こった。世にいう誠照寺騒動である。この争いは本山側の勝利に終わり、常楽寺は廃寺となった。廃寺となったのは承応二年九月のことであったと、『誠照寺史』は伝えている。
原典より
上河端町にあったもので、今は田地になっているが、鯖江誠照寺に属した大寺であった。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)
『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。