夢告で大蔵寺から移った本楽寺の本尊
どんな伝承か
鯖江市石田下町一八の五にある本楽寺は、北島山鳳凰山と号する大谷派の寺である。長禄元年二月、西光寺第七世玄智の創建によるといわれる。本尊は阿弥陀如来で、四尺八寸の木像、慈覚大師の作と伝えられている。この本尊はもともと大蔵寺、すなわち二丁掛町の善勝寺の前身にあたる寺の本尊であったが、夢のお告げによって本楽寺へ移られたのだと伝えられている。慶長年中には、本願寺十二世教如が越前へ下向した際に自筆の像を賜ったという。
原典より
北島山鳳凰山と号し、大谷派の寺で石田下町一八の五にある。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)
『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。