炒り豆三粒で願う歯痛止め地蔵
どんな伝承か
鯖江市下野田町のほぼ中央に、歯痛止めのお地蔵さまがある。歯の痛みに悩む者は、真夜中の丑の刻に、煎った豆を三粒持ってこの地蔵に参る。そして、この豆が芽生えますまで歯の痛みを止めてください、と願をかける。そうすると、不思議にも痛みが止まり、はれもすっかり治まるという。煎り豆と丑の刻という手順が、この地蔵参りの決まりであった。
原典より
下野田のほぼ中央に、歯痛止めのお地蔵さまがある。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)
『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。