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洪水のあと田から出た薬師如来

所在地福井県鯖江市北野町(祇園社)
年代伝承
登場語り手、伝承者
出典鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

鯖江市北野町には、祇園社に隣りして小さな堂があり、中に薬師如来がまつられている。この仏がここにまつられるようになったのには由来がある。昔、日野川の洪水で北野の西部一帯が水浸しになったことがあった。水が引いた後、田の中からこの薬師如来が出てきたので、村人はそのままこの地にまつったのだという。祇園社の隣に堂が置かれているのはそのためである。

原典より

養老元年(一五)泰澄大師が、ここ三里山の霊地をトして頂上には帝釈天を、中腹には四天王を安置して小堂坊舎を建て、その南ろくには、講堂を建てて薬師尊像を安置し、医王山帝釈寺と名づけた。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)

『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。

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