岩に足跡を残した琵琶法師と祐禅淵
どんな伝承か
昔、祐禅坊という大男がいた。この男は琵琶法師であったという。あるとき高筑紫森に登って空中を飛んだが、祐禅淵のそばの岩の上に墜落した。そのときの坊の足跡や、手をついた爪のあとが今も岩面に残っている。また、このとき持っていた琵琶が淵に落ちて石に化したといい、水中には琵琶の形をした石が見られるという。坊はそのまま淵に入って主となったので、この淵を祐禅淵と呼ぶようになったと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。