淵の姉様が試す正直と欲
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どんな伝承か
岩泉町に伝わる黄金の斧の話。正直な爺が淵の岸で木を伐っていて、手が外れて鉈を淵へ落としてしまった。たった一丁の大事な鉈なので淵へ入って探そうとすると、淵の中から美しい姉様が黄金の鉈を持って現れ、これかと問う。爺は、自分のは錆びた古鉈だと答えた。姉様は淵へ戻って古鉈を持って出て、正直をほめ、黄金の鉈も一緒に持たせた。爺の家はそのおかげで長者となった。それを聞いた上の家の婆は、怠け者の爺を淵へ行かせ、わざと鉈を投げ込ませた。現れた姉様が差し出す黄金の鉈を、それが自分のだと言って奪おうとしたため、姉様は不正直者と言って爺の頭を切り割り、その家は以前よりずっと貧乏になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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岩泉町の伝承
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