お菊と小幡の殿様
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どんな伝承か
『上毛伝説雑記』が記す、甘楽郡妙義町の菊女の話。上総介信貞が菊という女を召し使っていたが、ある時この女が据えた御膳の椀の内へ針を落とし、それと知らずに供した。信貞は椀から針を取り出し、自分に針を呑ませて殺そうとした曲者だとして、身を寸々に切り裂いて殺せと下部どもに申し付けた。下部たちは蛇を数多く集め、大きな桶に菊を裸にして入れ、蓋に開けた穴から蛇を一匹ずつ入れては塞いだ。蛇どもは桶の中で咬み合い、菊の身の内へ食い入って、桶の動揺はすさまじく、菊の泣き悲しむ声は恐ろしく聞こえたという。その桶は宝積寺山の奥なる池に沈められた。そこへ猪狩に出た小柏源介という侍が通りかかると、桶が浮いて女の首だけが出ていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第4巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全89話(栃木・群馬・茨城=北関東)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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富岡市の伝承
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