遠敷明神と西の神の祭の晴れ雨
どんな伝承か
遠敷明神は若狭彦姫神社のことで、土地では上下宮さんと通称される。その秋の大祭は十月十日にあたる。これに対して西の神と呼ばれる須部神社は末野のエビスさんの名で親しまれ、大祭は同じ十月の二十一日である。若狭ではこの月に雨が多く、二つの祭のうちどちらかが上天気に恵まれると、もう一方は必ず雨が降ると言い伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第6巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))
『日本伝説大系 第6巻』は、富山・石川・福井の北陸三県の伝説を集めた伝説集成の一巻である。神々の国争い、弘法大師や義経の遍歴、片目の魚、猿神や化物の退治など、伝承地を示した話を掲げ、県別の類話と古記録の文献記事を添える。巻末に福田晃の解説「主人公にたどる伝承世界」と、県ごとに近世の地誌から市町村史・民話集までを並べた使用資料一覧を置く。