トップ > 京都府の伝承 > 伊根町

亀を買って竜宮へ渡った浦島

所在地京都府与謝郡伊根町字平田
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第8巻

どんな伝承か

「丹後浦島、島じゃといえど、島でござらん田の中じゃ」といわれる、そのいわれである。浦島さんが浜辺へ魚釣りに出ると子供たちが亀をもてあそんでいたので、銭をやって亀を買い、逃がしてやった。何十年かしてまた浜辺へ出ると亀が現れ、浦島さんを背中に乗せて竜宮界へ連れて行った。三年か五年経ったように思っていたが、浦島太郎八千年で、戻ってみると海が田になっていた。戻るときにもらった箱を、開けるなといわれたのに開けると、白い煙が出て白髪だらけ、しわだらけの顔になってしまった。今も伊根町本庄上の宇良神社に、浦島さんの玉手箱と乙姫さんの着物などがあるという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第8巻』は、黄地百合子・酒向伸行・田中久夫が滋賀・京都・兵庫の三府県を分担して執筆し、福田晃がまとめた伝説集である。丹波の湖を神々が切り開いた国造りの話、神同士の争い、英雄や長者の盛衰、蛇と人の話、魚・鳥・石・塚・祠堂の由来などを、各地の口承や記載資料から集める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、高木敏雄・柳田国男の対応する話名を付す。

種別から探す

浦島太郎竜宮玉手箱縁起

伊根町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説大系 第8巻』の伝承