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三百年後の故郷に戻った筒川島子

所在地京都府与謝郡伊根町
登場筒川島子、体験者
出典異界巡礼

どんな伝承か

丹後国風土記に伝わる水の江の浦島の子の話では、雄略天皇の時代、与謝郡の筒川島子が五色の亀を釣ると、それは天上の仙の家の人と名乗る美女に変わり、蓬萊山の仙都へと案内した。夫婦となり三年ほど楽しく暮らして故郷へ戻ると、実に三百年の歳月が経っていた。土産に貰った玉箱を開けると若い肉体はたちまち衰えてしまったという。仙界と人間界とで時間の流れ方が異なるという神仙思想の典型例として紹介される。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

異界巡礼(小松和彦)

『異界巡礼』は、小松和彦が著した民俗学の論集である。狐が人に化ける方法と如意宝珠、蓮如絵伝の異人、鬼退治譚と怨霊、家の盛衰をめぐる民話、夢信仰、巫女と陰陽道、洞窟や龍宮の他界観、人を神に祀る信仰、神隠しなどを、昔話・説話・絵巻・お伽草子と高知県物部村などでの調査をもとに論じる。論考と随想を部に分けて並べ、「民俗のランドスケープ」の部には妖怪、凧上げ、祓い、霜月祭り、呪い人形をめぐる小文を収める。

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