水の絶えぬ伊勢三郎の硯石とすさり岩
どんな伝承か
山の中腹に一つの石があり、伊勢三郎の硯だといわれている。苔が生え蔦がまといつき、一丈四方ほどの大きさで、真ん中がわずかにくぼんでいる。そのくぼみには常に水がたまり、日照りのときでも干上がることがないという。硯石の上にはすさり岩と呼ぶ石があり、ずり下がったような形をしているのでその名がついたと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第9巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第9巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全100話(奈良・大阪・和歌山・三重=近畿南部/紀伊)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。