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鰻を食べて目を失った幸燈宮の氏子

所在地山梨県北杜市武川町山高(幸燈宮)
年代伝承(口承)
登場源三郎、稚日霊女尊、禁を破って鰻を食べた男、幸燈宮の祭神
出典日本伝説大系 第5巻

どんな伝承か

武川の山高にある幸燈宮の祭神、稚日霊女尊が戦いで沼に落ちたとき、鰻に助けられたという。それゆえ幸燈宮の氏子である山高の村人は、鰻を食べると神罰で目がつぶれるといって口にしなかった。ところが七、八十年ほど前、源三郎という強情な男が仲間と雑魚を煮て食い、そのなかに鰻も多くまじっていた。はじめは避けていた源三郎も勧められて食べてしまい、それが二、三度続くうちに目が悪くなり、ついに見えなくなった。幸燈宮に駆けつけて詫び祈ると視力は戻ったが、以前ほど澄んだ目にはならなかったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第5巻』は、叢書「日本伝説大系」の一巻をなす伝説資料集である。埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の伝説を扱い、二つの太陽、蹴裂明神、ダイダラボッチ、平将門、源頼朝、豪徳寺の招き猫、黒塚、山の背競べ、親捨てなどの話ごとに、口承を重んじて選んだ例話を掲げる。各項は例話に〔類話〕〔文献〕〔参考〕を添え、類話は伝承地ごとに梗概で示し、文献は近世以後の史料を原文で抄出し、柳田・高木の分類による話型名を併記する。

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