幕戸ノ辻から射た千東ノ池の大蛇
どんな伝承か
東彼杵郡波佐見町の木原免は黒髪山と向かい合い、その間はおよそ二里あるという。旧記によれば、肥前国の黒髪山に一匹の大蛇がいて人を悩ませ、為朝がこれを射殺したと伝わる。蛇は黒髪山と千東ノ池の間を行き来して池の水を飲んでいたといい、池もまた木原免の地内にあって、幕戸ノ辻から南東へ十町余りの所にあたる。跡はいまも残り、為朝はこの辻で蛇を射たのだと語り伝えられている。『長崎県東彼杵郡誌』が記す。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。