十年ごとに血の色になる八島の池
どんな伝承か
為朝は天皇から大蛇退治の勅命を受けて八島に下り、池を掘って大蛇の現れるのを待ったが、幾年たっても姿を見せなかった。黒髪山へ探しに行った為朝は、岩に鱗の跡がついているのを見つけて蛇のいることを確かめる。村木の万寿姫のもとには毎夜大蛇が影を差しており、姫は苦しんだすえ人身御供となる決心をした。白川の池に現れた大蛇を、為朝はついに射殺したという。その後、八島の池は十年ごとに水が血の色になると伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。