久根田舎で終えた帝の後半生
どんな伝承か
下県郡厳原町の久根田舎には、安徳天皇の後半生を語る伝えがある。『長崎県案内』によれば、天皇は福岡県甘木市の黒川で育ち、長崎県北松浦郡吉井町の直谷城で成人した。のち島津氏の女と結ばれて重尚と助国が生まれ、重尚が対馬へ渡って天皇を迎え、久根田舎に住んだという。天皇は七十四歳で崩じたと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。