金の扇で夕日を招き返す
どんな伝承か
玖珠郡九重町の田野、千町無田には朝日長者の話が伝わる。一日で終えるはずの田植えが夕暮れまでに済みそうになかったとき、長者は扇山に登り、金の扇を開いて沈みかけた夕日を招き返した。日は中天まで戻り、田植えは一日で終わったという。豊後に広く語られる日招きの長者譚の一条である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。