沼を歩いて沈んだ巡礼の娘
どんな伝承か
大野城市の牛頸、イガイ牟田には次の話が伝わる。沼を埋めて道を造ろうとしたとき、十六歳の巡礼の娘が現れ、自分を人柱にしてほしいと申し出た。人々が断ると、娘は沼の上を歩いていってそのまま沈み、通ったあとは水が乾いて道になったという。また伊三郎という人が百本の長い矛を継ぎ足して沼の深さを測ったが、底には届かなかった。そこからその場所をホコオレと呼び、訛ってホコデというようになったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。